ブックメーカーでの賭け方を徹底解説

ブックメーカーでスポーツベットを始めるとき、まず理解すべきことの 1 つは、さまざまな賭け方の種類です。

一般的にこれらは「マーケット」と呼ばれます。スポーツベットでは、単純な試合の結果予想に加えて、多様な賭け方が利用できます。

ここでは、ブックメーカーで利用できるさまざまな賭け方の種類の詳細について解説します。まず、一般的なスポーツベットの賭け方の概要と、それらの違いを見てみましょう。

賭け方の種類

スポーツベットの賭け方の基本的な考え方は単純明快です。スポーツイベントに賭ける場合、さまざまな予想が可能になっています。最も単純なのは、勝者予想（マネーライン、1×2）です。

1 つのイベントの結果に賭ける他の賭け方としては、ダブルチャンス、合計 (オーバー/アンダー) やハンディキャップなどがあります。また、複数のオッズを組み合わせた、ベットビルダーなども可能です。

加えて、プロップなども提供されています。さらに、スポーツブックでは、ライブベッティングが利用でき、進行中のスポーツイベントに賭けることができます。

以下、サッカーを例にとって、最も代表的な賭け方の種類を詳しく見ていきましょう。

賭け方の代表的な種類

ここでは、サッカーの試合での最も代表的な賭け方の種類について解説します。

結果（1×2、マネーライン）

結果予想は、1×2やマネーラインとも呼ばれ、試合でどのチームが勝つか、あるいは引き分けに賭けます。有力チームに賭けるよりも、期待薄チームに賭けた方が配当金が多くなります。

以下、UEFAチャンピオンズリーグの試合を例として見てみましょう。レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの勝者オッズは次の通りです。

この試合では、アトレティコ・マドリード（オッズ4.1）が期待薄チームで、レアル・マドリード（オッズ1.9）で有力候補です。

アトレティコ・マドリードの勝利に1万円を賭けて勝てば、41,000円の配当金を獲得します。

他方、レアル・マドリードの勝利に1万円を賭けて勝てば、19,000円の配当金を手にします。

また、引き分け（ドロー）に1万円賭けて当たった場合、37,500円の配当金が支払われます。

ダブルチャンス

ダブルチャンスでは、1×2の3択のうちの2択に賭けます。この賭け方は、試合での八百長が疑われる場合によく利用されます。

再びUEFAチャンピオンズリーグの試合を例に挙げると、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのダブルチャンス・オッズは次の通りです。

レアル・マドリードの勝ちまたはドロー（オッズ1.23）に1万円を賭けて、レアル・マドリードが勝利するか、引き分けとなれば、12,300円の配当金を受け取ります。

レアル・マドリードまたはアトレティコ・マドリードの勝ち（オッズ1.27）に1万円を賭けて、引き分けに結果しなければ、12,700円の配当金が手に入ります。

ドローまたはアトレティコ・マドリード（オッズ1.91）に1万円を賭けて、アトレティコ・マドリードが勝利するか、引き分けとなったら、19,100円の配当金を獲得します。

ハンディキャップ

ハンディキャップは、特に英国やヨーロッパで人気の高い賭け方です。対戦チームのうち、有力候補にはマイナス（－）のハンデをつけ、期待薄チームにはプラス（+）のハンデがつきます。

以下、同様にUEFAチャンピオンズリーグの試合を例に挙げてみましょう。レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのハンディキャップ・オッズは次の通りです。

例えば、アトレティコ・マドリードの（＋3）ハンディキャップに賭ける場合、アトレティコ・マドリードが3点差で負けても、配当金を獲得します。

他方、レアル・マドリードの（－3）ハンディキャップに賭ける場合、レアル・マドリードが4点差以上で勝てば、配当金が支払われます。

ハンディキャップでは、胴元は試合結果に関わらず、利益を確保し易くなります。例えば、ベッターが両チームにほぼ同額を賭けた場合、胴元はその分ビグ（マージン）を得られます。

合計

合計（オーバー/アンダー）も代表的な賭け方の選択肢です。ここでは、両チームの合計得点数を予想して賭けます。どちらのチームが勝つかは、関係ありません。

UEFAチャンピオンズリーグの試合を例に挙げると、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの合計オッズは次の通りです。

オーバー0.5（オッズ1.02）に1万円賭けて、両チームの得点総数が1点以上にだった場合、配当金は10,200円となります。

他方、アンダー0.5（オッズ11）に1万円賭けて、両チームが無得点となった場合、11万円の配当金が手に入ります。

両チームが得点する

サッカーに関しては、両チームが得点するか、しないかの2択（はい/いいえ）も人気のマーケットです。

同上のUEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの試合では、両チームが得点しない（いいえ）のオッズは1.2です。

他方、両チームが得点する（はい）オッズは4.2に設定されてます。

両チームが得点しない（いいえ）に1万円を賭けて当たれば、12,000円の配当金が入ります。

両チームが得点する（はい）に1万円を賭けて当たると、42,000円の配当金が支払われます。

ベットビルダー

ベットビルダーは、複数の賭け方を組み合わせる方法です。1×2、ダブルチャンス、合計、ハンディキャップなど、対象のオッズを複数選択できます。

組み合わせる選択肢が多ければ多いほど、オッズが上がり、その分、潜在的な配当金が高くなります。

その反面、1つでも予想が外れると賭け金を全て失うことになります。ゆえに、ベットビルダーはハイリスク・ハイリターンの賭け方です。

覚えておきたいのは、ベットビルダーが利用できる試合は限定される点です。その理由は、試合における特定の事象の発生に相関性が高すぎる場合、ベッターに有利になる可能性があるためです。

プロップ

プロップは「プロポジション」ベットの略です。これは、選手の統計、チームの統計、またはスポーツイベント全体の結果に関する提案を指します。

例えば、同UEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリード対アトレティコ・マドリードの試合のプレーヤープロップオッズは下記の通りです。

キリアン・エムバペが1得点以上（オッズ2.1）に1万円賭けて、エムバぺが1得点以上を決めた場合、21,000円の配当金が入ります。

ヴィニシウス ジュニオールが1得点以上（オッズ2.5）に1万円を賭けて、ヴィニシウスが1得点以上決めたら、25,000円の配当金を獲得できます。

ライブベッティング

オンラインスポーツブックの時代では、ライブベッティング（インプレイ）がますます主流になっています。

ライブベッティングは、試合を視聴しながら、賭けを楽しみたいベッターにとって最適な選択肢です。

今日では、サッカー、野球、テニス、バスケ、Eスポーツ、格闘技を含む多様な種目のイベントでライブベッティングが提供されています。

プレマッチ（試合前）だけでなく、ライブマーケットにおいても、前述のさまざまな賭け方が利用できます。

ライブマーケットでは、試合の進捗状況に応じて、オッズは刻々と変動します。タイミングによっては、ベッターに有利なオッズが見つかることも少なくありません。

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