このページでは、モンテカルロ法(カジノ)について完全に解説しています。カジノでモンテカルロ法を活用したい方は、下記のガイドを役立てて下さい。
モンテカルロ法(カジノ) とは
カジノでのモンテカルロ法は、数列に沿って賭け金を増減させる、ベッティング戦略です。
この手法では、数列123を起点に、両端の数字の合算を賭け金の倍率として設定します。
負ければ数列を1ずつ増やし、勝てば数列の両端の数字を消去し、数列を減らします。
勝つ度に数列が短くなるため、利確のタイミングがわかりやすいベッティングシステムです。
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モンテカルロ法(カジノ)のメリット・デメリット
他のベッティングシステムとの比較において、モンテカルロ法(カジノ)には以下のメリットとデメリットが挙げられます。
メリット
- 利確のタイミングがわかりやすい
- 規則を理解すればすぐに実践できる
- マーチンゲール法よりも損失リスクが低い
- 少額の準備資金でも利用可能
デメリット
- 毎回の賭け金の倍率計算が面倒
- 連敗時に巻き返しにくい
- 潜在的に高い利益を得にくい
総じて、モンテカルロ法は、低リスク低リターンの手法ですが、利確のタイミングが明確な点はこの手法の強みでしょう。
勝てば、数列が短くなり、開始時の数列に戻る仕組みのため、やめ時を決めやすくなります。
その一方で、勝ち負けの結果に応じて、毎回賭け金額の倍率を自分で計算する必要があり、やや手間がかかります。
マーチンゲール法とモンテカルロ法の比較
マーチンゲール法とモンテカルロ法を以下に比較しています。
モンテカルロ法とマーチンゲール法の比較:
– | 利点 | 欠点 |
モンテカルロ法 |
|
|
マーチンゲール法 |
|
|
モンテカルロ法は、マーチンゲール法と違い、必ず勝てるベッティングシステムではありません。
その一方で、モンテカルロ法は、マーチンゲール法よりも低リスク低リターンです。
モンテカルロ法は、賭け金額の増え方がマーチンゲール法よりも緩やかなため、その分損失リスクも軽減されます。
ただし、マーチンゲール法と異なり、モンテカルロ法では、連敗時に1回の勝ちで追い上げるのは難しくなります。
モンテカルロ法のシミュレーション
以下、カジノでのモンテカルロ法のシミュレーションを提示しています。
モンテカルロ法で勝てないケース
モンテカルロ法は、必ず勝てる手法ではないため、勝てないのはおかしくありません。
この手法で勝てないのは、特に連敗が生じたケースで顕著になります。
モンテカルロ法では、連敗後に1回の勝ちで追い上げられないため、負け続けると、利益を出すのが難しくなります。
また、連敗後に資金が底をつけば、続行不可能になります。
等倍配当で実践した場合、常に勝率は約1/2、3倍配当での勝率は約1/3です。
加えて、賭ける度にハウスエッジ分を失います。
カジノのモンテカルロ法の使い方
カジノでモンテカルロ法を使用する際には、以下が最適な条件となります。
- 勝率が約33%または50%の賭け方
- 配当が2:1または1:1
モンテカルロ法に適したカジノゲームおよび賭け方には、以下が挙げられます。
モンテカルロ法と相性の良いゲームおよび賭け方:
ゲーム | 賭け方 |
---|---|
ルーレット | 等倍配当:
3倍配当:
|
バカラ |
|
ブラックジャック | ダブル/スプリットには適さない |
クラップス |
|
シックボー |
|
モンテカルロ法は、原則的には、3倍配当や等倍配当に有効な戦略です。
3倍以上の配当に使えないわけではありませんが、勝率が下回るほど連敗の可能性が高くなり、賭け金が膨らみやすくなります。
カジノのモンテカルロ法のやり方
以下、カジノでのモンテカルロ法のやり方をステップごとに解説しています。
基本のベット額を決める
基本の賭け金額は、資金切れで断念しないように設定しておきます。
10連敗以上にも耐えられる金額が理想的でしょう。
準備資金の目安としては、基本ベットの約50倍が好ましいでしょう。
基本ベット額の4倍を賭ける
数列123を基点に、最初の数字1と最後の数字3を合算した4倍から開始します。
例:基本ベットが$1の場合
$1×4(倍率)=$4(賭け金額)
勝てば、数列の両端の数字を消し、残りの数列の両端の数字を合算した倍率を次に賭ける
例:基本ベットが$1の場合
勝てば、残りの数列は2となり、$1×2(倍率)=$2(賭け金額)
次は$2を賭けます。
負ければ、数列を1増やし、両端の数字を合算した倍率を次に賭ける
例:基本ベットが$1の場合
負ければ数列1234となり、次の倍率は1+4=5(倍)になります。
$1×5(倍率)=$5(賭け金額)
次は$5を賭けます。
上記のように勝敗によって、賭け金額の倍率の増減を繰り返します。
最終的に残りの数列が1つになるか、あるいは数列が完全に消去した時点で1セット終了となります。
ルーレットでモンテカルロ法を実践する方法
以下、ルーレットでのモンテカルロ法の実践方法を示しています。
モンテカルロ法をルーレットで使う際には、3倍配当あるいは等倍配当が有効になります。:
等倍配当:
- カラー(赤/黒)
- オッド/イーブン(奇数/偶数)
- ハイ/ロー ナンバー(1~18 / 19~36)
3倍配当:
- カラムベット
- ダズンベット
実践例
基本ベット$1で等倍配当に賭けた場合:
- 1回目=$1(基本ベット)x4=$4で開始(負け)→2回目=$5ベット(勝ち)→3回目=$5ベット(勝ち)
+$6で1セット目終了
- 4回目=$1×4=$4で再度開始(負け)→5回目=$5ベット(勝ち)→6回目=$5ベット(勝ち)
+$6で2セット目終了
- 7回目=$1×4=$4で再度開始(勝ち)
+$4で3セット目終了
- 8回目=$1×4=$4で再度開始(負け)→9回目=$5ベット(勝ち)→10回目=$5ベット(負け)→11回目=$7ベット(勝ち)
+$4で4セット目終了
- 賭け金総額:$37
- 払い戻し:$57
- 利益:$20
上記の例では、 等倍配当に賭けて、計4セット7勝4敗で切り上げ、利益が賭け金額の半分以上出ました。
3倍配当に賭けていれば、利益はその分増えたかもしれませんが、連敗が多発すれば、損失の回収が難しくなっていたでしょう。
バカラでモンテカルロ法を実践する方法
バカラでのモンテカルロ法の実践方法を以下に解説しています。
モンテカルロ法をバカラで利用する場合、等倍配当のベットが適しています。:
- バンカーベット
- プレーヤーベット
通常のバカラでは、バンカーで勝利した時の配当が 0.95:1 のため、ノーコミッションバカラが好ましいです。
ただし、バンカーが6で勝利した場合、配当が 0.5:1となる点に注意しておきましょう。
実践例
基本ベット$1でバンカーに賭けた場合:
- 1回目=$1(基本ベット)x4=$4で開始(負け)→2回目=$5ベット(負け)→3回目=$6ベット(勝ち)→4回目=$6ベット(勝ち)
+$3で1セット目終了
- 5回目=$1×4=$4で再度開始(負け)→6回目=$5ベット(負け)→7回目=$6ベット(負け)→8回目=$7ベット(勝ち)→9回目=$7ベット(勝ち)→10回目=$7ベット(負け)→11回目=$10ベット(負け)→12回目=$13ベット(勝ち)→13回目=$11ベット(勝ち)
+$6で2セット目終了
- 賭け金総額:$59
- 払い戻し:$68
- 利益:$9
上記の例では、 バンカーに賭けて、計2セット6勝7敗で利確しました。
ブラックジャックでモンテカルロ法を実践する方法
ブラックジャックでのモンテカルロ法の実践方法は、以下の手順となります。
ブラックジャックでは、ブラックジャック勝ちの配当が1.5:1である点は好ましい条件です。
しかし、稼ぎ時となりそうな場面でのダブルダウンやスプリットを行うと、負けた場合に賭け金が膨らむ点には気を付けましょう。
実践例
基本ベット$1から始めた場合:
1回目=$1(基本ベット)x4=$4で開始(負け)→2回目=$5ベット(勝ち)→3回目=$5ベット(負け)→4回目=$7ベット(負け)→5回目=$9ベット(負け)→6回目=$11ベット(負け)→7回目=$13ベット(負け)→8回目=$15ベット(勝ち)→9回目=$14ベット(勝ち)→10回目=$14ベット(勝ち)
-$1で1セット終了
- 賭け金総額:$97
- 払い戻し:$96
- 損益:-$1
上記の例では、10回目はハンドが「11」、ディーラーが「7」で、ダブルダウンせずにヒットにとどめたところ、勝利して1セット終了となりましたが、結果は$1の損失に終わりました。
シックボーでモンテカルロ法を実践する方法
シックボーでのモンテカルロ法の実践方法は、下記のようになります。
モンテカルロ法をシックボーに適用する場合、等倍配当のベットが最適です。:
- 大/小
- 奇数/偶数(ヨーロッパ形式)
実践例
基本ベット$1で等倍配当に賭けた場合:
- 1回目=$1(基本ベット)x4=$4で開始(勝ち)
+$4で1セット目終了
- 2回目=$1×4=$4で再度開始(勝ち)
+$4で2セット目終了
- 3回目=$1×4=$4で再度開始(負け)→4回目=$5ベット(勝ち)→5回目=$5ベット(負け)→6回目=$7ベット(勝ち)
+$3で3セット目終了
- 賭け金総額:$24
- 払い戻し:$35
- 利益:$11
上記の例では、開始後すぐに連勝が続き、4勝2敗でしたが、総利益は賭け金額の半分に満たない程度でした。
クラップスでモンテカルロ法を実践する法
クラップスでのモンテカルロ法の実践方法は、以下の流れとなります。
ダランベール法をクラップスで利用する場合、等倍配当のベットが最も有効になります。
- パスライン/カム
- ドントパス/ドントカム
クラップスは、ゲームラウンドにかかる時間が比較的長くなりがちのため、モンテカルロ法を使う場合は、余裕を持って挑みましょう。
実践例
基本ベット$1で等倍配当に賭けた場合:
- 1回目=$1(基本ベット)x4=$4で開始(負け)→2回目=$5ベット(勝ち)→3回目=$5ベット(負け)→4回目=$7ベット(勝ち)→4回目=$7ベット(負け)→5回目=$9ベット(勝ち)
- 賭け金総額:$37
- 払い戻し:$58
- 利益:$21
上記の例では、勝ち負けが交互に出た結果、賭け金総額の半分以上の利益を上げられました。
モンテカルロ法をカジノで使う前に
モンテカルロ法をカジノで使う際には、以下に留意しておきましょう。
- 大勝ち手法では無い
- 損切りをためらわない
1.大勝ち手法では無い
モンテカルロ法は、カジノで大勝ちを狙うための手法ではありません。
元来、この手法は、賭け金額の増え幅を規則的に調整する、リスクコントロール型です。
稼いだ利益を持ち帰るタイミングを逃さないようにしましょう。
2.損切りをためらわない
モンテカルロ法では、利確し易い反面、負けが続いた際には、損切りのタイミングをうまく見定めなければなりません。
連敗すると、損失を回収するのが難しくなります。
予め損失額の上限を決めて、限度に達したら損切りの選択肢を考慮しましょう。
FAQ
モンテカルロ法についてのよくある質問と答えを以下にまとめています。