このページでは、パーレー法について完全に解説しています。パーレイ法を用いたい方は、以下のガイドを参考にして下さい。
パーレー法 とは
パーレー法とは、負ければ、元の賭け金額に減らし、勝てば賭け金額を2倍に増やすという、賭け戦略です。
これは、パロリ法や逆マーチンゲール法とも呼ばれ、マーチンゲール法と正反対のベッティングシステムです。
等倍配当の賭けに適用できますが、この手法の有効性には、連勝が前提となります。
パーレイ法のメリット・デメリット
他のシステムベットと比較して、パーレイ法には以下のメリット・デメリットがあります。
メリット
- 容易に実践できる
- 連勝時の利益率が高い
- 連敗時の損失率が低い
- 幅広いゲームに適用可能
- マーチンゲール法より損失リスクが若干低い
デメリット
- 連勝が無いと利益を得にくい
- 連敗時に損失を取り返しにくい
- 型通りのベット手法のためゲームの醍醐味が薄れる
パーレー法は、色々なゲームや賭け方に応用が効き、誰でもすぐに実践できる戦略です。
連敗時のリスクを低減できる反面、実際に利益を生むには、連勝が鍵となり、必ず勝てる方法ではありません。
パーレー法で勝てない・勝てる?
パーレー法は、マーチンゲール法と違い、必ず勝てる賭け戦略ではありません。
原則的には、連勝を活用する手法であり、連勝が無ければ利益を上げることは難しくなります。
現実的に、カジノゲームで継続的に連勝することは稀なため、この手法で勝ち続けるのは極めて困難です。
パーレー法で勝てない具体的な例としては、連敗時や勝ち負けが交互に生じた場合です。
1勝目の利益を使って資金を増やす手法であるため、2ラウンド目で負けてしまうと振出しに戻る上、利益を失います。
また、欲張って倍賭けし続けると、それまでの利益を全て失うことになります。
パーレー法とマーチンゲール法の比較
パーレー法とマーチンゲール法の特徴を比較してみましょう。
– | 利点 | 欠点 |
パーレー法 |
|
|
マーチンゲール法 |
|
|
パーレー法は、マーチンゲール法と同様、単純でとっつき易い手法です。
パーレイ法はマーチンゲールに比べて、相対的な損失リスクが低く、実践し易いでしょう。
その一方で、マーチンゲール法では、連敗後でも1勝すれば損失を回収し易いですが、パーレイ法では、1勝あたりの利益率が低いため、そうはいきません。
パーレー法は最強?
パーレー法は最強の手法では無く、連勝頼みの戦略です。
カジノゲームにおいて、長期的な連勝は不可能なため、このベッティングシステムで長期的に稼ぐには無理があります。
この手法では、負ける度に追い上げが難しくなるため、連敗時には精神的にも苦痛を感じるでしょう。
稀に開始時から連勝した場合には、利確のタイミングを掴むことが重要になります。
パーレー法の改良
パーレー法の改良として、以下のようなものが実践されています。
- ステップ逆マーチンゲール法
- 負けても賭け金額を一定の比率で増やす
- 等倍配当以外の賭けに応用
- 賭け金額を増減するタイミングをずらす
ただし、これらの改良版の使用は、あまり一般的ではない上、その有効性も認知されていません。
パーレー法の使い方
カジノでパーレー法を使う際には、以下2つの条件下で有効になります。
- 勝率が約50%の賭け方
- 配当が1:1(2倍)
パーレー法が有効なカジノゲームと賭け方
パーレー法が適用できる主なカジノゲームと賭け方には、以下が挙げられます。:
ゲーム | 賭け方 |
---|---|
ルーレット |
|
バカラ |
|
ブラックジャック | ダブル/スプリット時に注意 |
クラップス |
|
シックボー |
|
原則、パーレー法は、勝率が約50%、かつ等倍配当の賭けに最適です。
パーレー法の実践・やり方
パーレー法の実践・やり方は、以下のようになります。
基本の賭け金額を設定する
スタート時点の基本の賭け金額を定めます。
予め損失を考慮して、資金にゆとりのある範囲で設定しましょう。
勝ったら賭け金額を倍にする
勝てば、賭け金と同額の配当(等倍)を受け取るので、次のゲームプレイに配当金を全額賭けます。
基本ベット$5で開始し、$10の配当を受け取った場合は、$10をベットします。
連勝すれば、利益率が一気に膨らみます。
例:$5→$10→$20→$40→$80→$160…
負けたら元の賭け金額に減らす
負けた場合は、基本ベット額を次のゲームプレイに賭けます。
勝敗結果に応じて、毎回の賭け金額の増減を繰り返します。
パーレー法の期待値・勝率
等倍配当のベットにパーレー法を実践する場合、期待値は約1/2です。
ルーレットゲームで奇数/偶数に賭ける場合の期待値:
回数
奇数が出る期待値
偶数が出る期待値
1
48.65%
48.65%
2
48.65%
48.65%
3
48.65%
48.65%
4
48.65%
48.65%
5
48.65%
48.65%
何回ルーレットを回しても、期待値は常に変わりません。
控除率が引かれているため、50%になることはありませんが、等倍配当に賭け続ける限り、半分に近い確率を得られます。
パーレー法のシミュレーション
以下にパーレー法のシミュレーションを表示しています。
例:ルーレットのデモプレイで約200回プレイした結果
- 最多連敗:5連敗(2回)
- 最多連勝:8連勝(1回)
- 2連勝:18回
- 3連勝:10回
- 4連勝:3回
- 5連勝:2回
残りは、2連敗、3連敗、4連敗や、勝ち負けが交互に発生する傾向がありました。(*個人差あり)
この結果に基づいて、2連勝では利益が少なく、4連勝の可能性はかなり低いため、3連勝でリセットすることにします。
ブラックジャックでパーレー法を実践する方法
ブラックジャックでは、ダブルダウンやスプリットでパーレー法が有効です。
ダブルダウンやスプリットで勝てば、そこでリセットするのも良し、あるいは負けた場合は基本ベットから再度始めるのも良し。
パーレー法は、負けたら倍賭けのマーチンゲール法と違い、応用が利きます。
実践例(3連勝でリセット)
1回目=基本ベット$10でスタート(勝ち)→ 2回目=$20(負け)→ 3回目=$10(BJ 勝ち)→ 4回目=$20(勝ち)→ 5回目=$40(負け)→ 6回目=$10(負け)→ 7回目=$10(負け)→ 8回目=$10(勝ち)→ 9回目=$20(勝ち)→ 10回目=$40(勝ち)
- 総ベット額:$190
- 払い戻し:$225(うちBJ勝利1回)
- 損益:+$35
勝った場合に1.5倍の配当が得られる点は、ブラックジャックでパーレー法を活用する動機となるでしょう。
バカラでパーレー法を実践する方法
バカラでは、プレーヤーまたはバンカーベットでパーレー法を実践できます。
バンカーの配当は 0.95:1 のため、バンカーでの勝利時の次の賭けは、2倍の代わりに1.95倍にするのも手です。
バンカーで勝って、1.95倍の配当を受けた後、2倍賭けして負けると、その分損失額が増えます。
実践例(等倍配当ベット)
1回目=基本ベット$5で開始(P 勝ち)→ 2回目=$10(B 勝ち)→ 3回目=$20(B 勝ち・リセット)→ 4回目=$5(負け)→ 5回目=$5(負け)→ 6回目=$5(負け)→ 7回目=$5(負け)→ 8回目=$5(P 勝ち)→ 9回目=$10(B 勝ち)→ 10回目=$20(負け)
- 総ベット額:$90
- 払い戻し:$98
- 損益:+$8
この例では、最初に3勝してリセットし、資金がプラスになっていたため、4連敗でも、結果的には損失を回避できました。
パーレー法をルーレットで実践する方法
ルーレットでパーレー法を利用する際には、以下の等倍配当ベットが適しています。
- カラーベット(赤/黒)
- オッド(奇数)/イーブン(偶数)
- ハイ(1~18)/ロー( 19~36)ナンバー
プレーヤーにとって有利なヨーロピアンルーレットまたはフレンチルーレットを選びましょう。
実践例(等倍配当ベット)
1回目=$5の基本ベットでスタート(勝ち)→ 2回目=$10(負け)→ 3回目=$5(負け)→ 4回目=$5(勝ち)→ 5回目=$10(負け)→ 6回目=$5(負け)→ 7回目=$5(勝ち)→ 8回目=$10(負け)→ 9回目=$5(勝ち)→ 10回目=$10(負け)
- 総ベット額:$70
- 払い戻し:$40
- 損益:-$30
この例では、カラーベット(赤と黒)に賭け、勝ち負けが交互に生じたため、失敗に終わりました。
この後、ゲームを変えて黒に10回賭け続けましたが、皮肉にも全く同じ結果(さらに-$30)となりました。
クラップスでのパーレー法の実践方法
クラップスでは、パスラインやドントパスでパーレー法を利用できます。
実践例(等倍配当ベット)
1回目=基本ベット$20でスタート(勝ち)→ 2回目=$40(勝ち)→ 3回目=$80(負け)→ 4回目=$20(負け)→ 5回目=$20(負け)→ 6回目=$20(勝ち)→ 7回目=$40(勝ち)→ 8回目=$80(勝ち)→ 9回目=$160(勝ち・リセット)→ 10回目=$20(勝ち)
- 総ベット額:$500
- 払い戻し:$760
- 損益:+$260
この例では、基本ベットをやや高めに設定して開始し、2勝後、3連敗。
その後、3連勝でリセットせず、$160を賭けて、4連勝を達成。
4連勝でリセット後、さらに勝利(5連勝)し、ゲームを終了。
3連敗したものの、5連勝により利益を達成しました。
カジノでパーレー法を実践する際の注意点
カジノでパーレー法を実践する際に、注意点したい点を以下に挙げています。
- 連勝はほぼ幻想
- やめ時を見極める
1.連勝はほぼ幻想
カジノゲームで連勝し続けることは、ほとんど幻想です。
パーレー法の基本原理は、連勝を前提としていることを忘れてはなりません。
そのため、目標の連勝回数は高すぎない程度に設定し、利確の選択肢を常に意識して下さい。
2.やめ時を見極める
パーレー法では、やめ時の見極めが肝心です。
パーレー法は、比較的低リスクの手法ですが、勝ち負けが交互に生じた際や連敗時には、損切りが重要となります。
負け続けた際に、予算以上のお金を投じないで下さい。
FAQ
パーレー法についてのよくある質問と答えを以下にまとめています。
パーレー法で勝てないのはなぜですか?
パーレー法とマーチンゲール法のどちらが優れていますか?
パーレー法で3連勝する確率はどのくらいですか?
パーレー法とマーチンゲール法の違いは何ですか?
パーレー法のシミュレーションはどこですか?
パーレー法の改良したものはどんなものですか?
パーレー法はオンカジで使えますか?
オンラインカジノの攻略法でパーレー法は優れていますか?