現代社会において、スマホは私たちの生活に欠かせない存在となっています。特にiPhoneは、その洗練されたデザインと使いやすさから、多くの人々に愛用されています。
しかし、便利なiPhoneもインターネットに接続することで様々な脅威にさらされる可能性があります。そこで重要となるのが、VPN(Virtual Private Network)の活用です。
この記事では、iPhoneユーザーにとっておすすめのVPNサービスを紹介し、その利用シーン、接続方法などを詳しく解説していきます。
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iPhoneでのおすすめVPN一覧
今回ご紹介する、iPhoneでおすすめのVPN一覧は以下になります。
- NordVPN: 世界111カ国に6,300以上のサーバーを展開、最大10台の同時接続が可能な高セキュリティVPNサービス。
- SurfsharkVPN: 無制限の同時接続と高速サーバーを備えた、手頃な価格でプライバシー保護に重点を置いたVPNサービス。
- ExpressVPN: 世界100カ国以上のサーバーで、高速かつ安全なネット接続を提供するVPNサービス。ログなしでプライバシーも安心。
- PureVPN: 70カ国以上に6,500台以上のサーバーを展開し、10台同時接続対応。320万人のユーザーを抱える。
- TotalVPN: 高速で安定した接続速度を特徴とするVPNサービスで、同時接続台数は無制限。30日間の返金保証も提供。
- IvacyVPN: シンガポールに拠点を置く格安VPNサービスで、10台同時接続やマルチデバイス対応、365日24時間のサポート体制。
- IPVanish: アメリカのVPNサービス。75カ国2,400台以上のサーバーを擁し、無制限の同時接続が可能。
- PrivadoVPN: スイス拠点のVPNサービス。無料プランは月10GBまで、有料プランは無制限。世界47カ国60都市にサーバーを配置。最大10台の同時接続が可能。
- Cyberghost: 世界3800万人以上のユーザーに利用される、ルーマニア発の高速・安全なVPNサービス。100カ国以上に11,800台以上のサーバーを展開。
- PrivateVPN: スウェーデン拠点のVPNサービス。63カ国に約200台のサーバーを持ち、最大10台の同時接続が可能。
iPhoneでおすすめのVPN10選
VPNを導入したいけど、どれにすればいいか悩む人も多いと思います。
そこで、iPhoneでおすすめのVPNを詳しくレビューしていきます。
NordVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 111カ国以上に6,300台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額500円から |
メリット
- 広告を削除しトラッカーや悪意のあるウェブサイトをブロック
- インターネットの速度はほとんど変わらない
- 世界中の様々な動画配信サービスを楽しめる
- 世界111カ国に6,300台以上のサーバーがある
デメリット
- iOSユーザー向けの無料トライアルはない
SurfsharkVPN
最大同時接続数 | 無制限 |
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設置国数とサーバー数 | 100カ国以上に3,200台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額338円から(為替レートにより変動) |
メリット
- 使いやすいアプリ
- 同時接続が無制限
- 広告をブロックする機能や危険なサイトへのアクセスを防ぐ機能も搭載
- Appleデバイス向けに7日間の無料トライアル
デメリット
- iOS向けのウイルス対策ソフトは含まれていない
- 無料プランなし
ExpressVPN
最大同時接続数 | 8台 |
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設置国数とサーバー数 | 105カ国以上に3,000台以上 |
無料プラン | iOSモバイルデバイスのみあり |
価格 | 月額8.33ドルから |
メリット
- iOS向けの直感的なアプリケーション
- 独自のLightwayプロトコルによる高速接続
- TrustedServer技術でプライバシーをしっかり保護
- 人気ストリーミングサービスの制限を解除
- iPhone向けに7日間の無料トライアルを提供
デメリット
- 他のVPNサービスと比べて料金は高め
- 無料プランなし
PureVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 65カ国以上に6,000台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.14ドルから |
メリット
- 初心者向け
- 少額の料金でいくつかの追加機能を提供
- VPNの使用が制限されている地域でも問題なく動作
- 事前の通知なしに監査を受けることが可能
デメリット
- Androidアプリの方がより使いやすく開発されている
- 無料プランなし
TotalVPN
最大同時接続数 | 5台 |
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設置国数とサーバー数 | 30カ国以上に50台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.41ドル |
メリット
- 強力なウイルス対策ソフト付き
- 見やすく使いやすいiOSアプリ
- 快適な速度
- 手頃な価格
デメリット
- イギリスの会社が運営(ファイブアイズ加盟国)
- 一部のストリーミングサービスには対応していない
IvacyVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 65カ国に6,000以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.14ドルから |
メリット
- 手頃な価格
- 無制限のデータ量を持つ無料プラン
- 初心者にも使いやすいiOSアプリ
- ダウンロードしたファイル内のマルウェアを検出
デメリット
- iOSとmacOSにはキルスイッチがない
- 第三者機関による監査は実施されていない
IPVanish
最大同時接続数 | 無制限 |
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設置国数とサーバー数 | 75カ国以上に2,400台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.19ドルから |
メリット
- 第三者機関による監査済みのノーログポリシー
- 脅威からの保護機能搭載
- iOSデバイス向けの7日間無料トライアルあり
デメリット
- アメリカに拠点がある(ファイブアイズ加盟国)
- 無料プランなし
PrivadoVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 49カ国に300台以上 |
無料プラン | あり |
価格 | 月額1.99ドルから |
メリット
- 永久無料プランあり
- 初心者にも使いやすい直感的なiOSアプリ
- 最大10台のデバイスを同時に接続可能
- お手頃価格なプレミアムプラン
デメリット
- サーバーの数が少ない
- 無料プランは月間データ通信量に制限あり
CyberghostVPN
最大同時接続数 | 7台 |
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設置国数とサーバー数 | 100カ国以上に11,800台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額290円から |
メリット
- ストリーミング、ゲーム、トレント用にサーバーを最適化
- Netflixの多くの地域限定コンテンツを視聴可能
- iPhoneユーザーは7日間無料トライアル
デメリット
- macOSでVPN接続に問題が発生する可能性あり
- 無料プランなし
PrivateVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 63カ国に230台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2ドルから |
メリット
- 通信は安全な暗号化で保護
- 設定が簡単で誰でも直感的に使える
- 24時間365日対応の顧客サービス
デメリット
- サーバーの数は比較的少なめ
- 1カ月プランは少し割高
iPhoneでVPNの設定は必要か?
iPhoneは私たちの生活に欠かせないツールですが、常にセキュリティリスクやプライバシー侵害の脅威にさらされています。これらのリスクからiPhoneを守り、安全かつ自由なインターネット体験を実現するための強力な味方となるのが、VPNです。
VPN接続とは、Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)の略で、パソコンやスマホなどインターネット上に仮想的な専用回線を構築し、安全にデータ通信を行う技術です。
ここで、iPhoneでVPNをオンにするとどうなるか、その必要性を解説します。
公共Wi-Fiのセキュリティ強化
カフェや空港など、外出先で便利な公共Wi-Fi。しかし、これらのネットワークはセキュリティが脆弱で、悪意のある第三者によって通信内容が盗み見られる可能性があります。クレジットカード情報やパスワードなど、重要な個人情報が漏洩するリスクも潜んでいます。
VPNを使用すれば、公共Wi-Fiでの通信が暗号化され、安全なトンネルを通してデータが送受信されます。これにより、たとえネットワークが危険にさらされていても、あなたの情報は保護されます。安心して公共Wi-Fiを利用できるようになることは、iPhoneユーザーにとって大きなメリットです。
地理的な制限の回避
NetflixやYouTubeなど、一部のオンラインサービスは国や地域によってコンテンツへのアクセスが制限されています。海外旅行中にお気に入りの番組が見られなかったり、海外限定のサービスを利用できないのは不便ですよね。
VPNを使えば、仮想的に別の国に接続することができます。例えば、日本にいながらアメリカのサーバーに接続すれば、アメリカ限定のコンテンツにアクセスできるようになります。
規制の厳しい中国でも使えるVPNであれば、地理的な制限を気にせず、世界中のコンテンツを楽しめる自由が手に入るでしょう。
プライバシー保護
インターネットサービスプロバイダ(ISP)や政府機関は、法律に基づいてユーザーのオンライン活動を監視することができます。あなたの閲覧履歴や検索内容は、知らないうちに記録されているかもしれません。
VPNは、通信内容を暗号化することで、ISPや政府機関からの監視を防ぎます。プライバシーを守り、自由にインターネットを利用できるようになることは、デジタル社会における基本的な権利と言えるでしょう。
その他のメリット
- 企業ネットワークへの安全なアクセス: VPNを使用することで、外出先からでも安全に企業ネットワークにアクセスできます。機密情報漏洩のリスクを軽減し、テレワークをより安全に実現します。
- 広告トラッキングのブロック: 一部のVPNは、広告トラッカーをブロックする機能を備えています。これにより、パーソナライズド広告の表示を減らし、プライバシーを守ることができます。
- インターネット検閲の回避: 一部の国では、政府によるインターネット検閲が行われています。VPNを使用することで、これらの検閲を回避し、自由に情報にアクセスできます。
iPhoneでのVPN接続のやり方
iPhoneでのVPN接続は、主にVPNアプリを使う方法と、手動での2つの方法があります。
VPNアプリを使ったiPhoneのVPN設定方法
- 速度、セキュリティ、サーバーの場所、価格などを比較して、自分に合ったVPNサービスを選びます。
- 選択したVPNサービスのアプリをApp Storeから検索し、ダウンロード。
- アプリを開き、VPNサービスのアカウント情報でログインします。初めて利用する場合は、アカウントを作成する必要があります。
- アプリの画面から、接続したいVPNサーバーを選択します。多くのVPNアプリは、最適なサーバーを自動的に選択する機能も提供しています。
- 接続が成功すると、画面上部に「VPN」アイコンが表示されます。また、アプリの画面にも接続状態が表示されるはずです。
手動での設定方法
- 利用するVPNサービスのプロバイダのウェブサイトやサポートページから、以下の設定情報を取得します。
・サーバーアドレス: VPNサーバーのIPアドレスまたはホスト名
・VPNタイプ: IKEv2、IPsec、L2TPなどのVPNプロトコル
・認証方式: ユーザー名とパスワード、証明書など
・その他の設定: 必要に応じて、プロキシサーバー、DNSサーバーなどの情報も取得します。 - ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 「一般」>「VPNとデバイス管理」>「VPN」の順に選択します。
- 画面上部の「VPN構成を追加」をタップします。
- 取得したVPN設定情報を入力します。VPNタイプによって、入力する項目が異なります。
- 入力した情報を確認し、「保存」をタップします。
- 作成したVPN接続を選択し、スイッチをオンにします。接続が成功すると、画面上部に「VPN」アイコンが表示されます。
どちらの方法を選ぶべきか
VPNアプリを使った設定方法は、初心者や手軽にVPN接続を設定したい場合におすすめです。一方、手動での設定方法は、柔軟性やカスタマイズ性を重視する場合や、VPNアプリを提供していないサービスを利用する場合に適しています。
どちらの方法を選ぶかは、あなたのニーズや技術的なスキルによって異なります。自分に合った方法を選び、安全なVPN接続を設定しましょう。
ただし、手動設定ではVPNタイプや認証方式によって、追加の設定が必要になる場合があります。詳細な設定方法は、利用するVPNサービスのプロバイダのサポートページなどを参照してください。
まとめ
iPhoneでVPNを使用することで、セキュリティを強化し、プライバシーを保護することができます。
警察庁の調査資料からも、セキュリティ対策としてVPNの利用をしている人が多いのが分かります。
参考資料:不正アクセス行為対策等の実態調査|警察庁
この記事で紹介したVPNサービスや選び方、設定方法などを参考に、自分に最適なVPNサービスを見つけて、安全かつ快適なインターネット体験を実現しましょう。