近年、韓国旅行や韓国でのビジネス、または韓国のコンテンツを楽しむために、日本から韓国のインターネットにアクセスする機会が増えています。しかし、韓国では地理的な制限により、一部のウェブサイトやサービスへのアクセスが制限されている場合があります。そこで役立つのがVPN(Virtual Private Network)です。
この記事では、韓国で使えるおすすめのVPNサービスを紹介し、VPNが必要な理由、VPNを選ぶ際のポイントなどを詳しく解説します。
韓国で使うのにおすすめなVPN一覧
今回ご紹介する、韓国で使えるVPNのおすすめ一覧は以下になります。
- NordVPN: 世界111カ国以上のサーバー。独自のNordLynxプロトコル、メッシュネット、脅威保護などの機能を搭載。ストリーミング、ゲーム、ネットサーフィンに最適。
- SurfsharkVPN: 無制限の同時接続、Netflix等のブロック解除、キルスイッチ、スプリットトンネリング、専用IP、広告ブロック、マルウェア対策などを備えた安全なVPN。
- ExpressVPN: 超高速通信、使いやすいインターフェースが特徴。ストリーミングやゲームに最適でトレントにもおすすめのVPN。
- PureVPN: 世界中に広がるサーバーネットワークで地理制限を回避し、安全な通信を提供。プライバシー保護機能も充実。ストリーミングやP2Pにも対応。
- Cyberghost: 100カ国以上に11,800以上のサーバーを持ち、ストリーミングやトレントに最適化されたサーバーを提供。高度なセキュリティ機能、手頃な価格設定、初心者にも優しいインターフェースが魅力。
- TotalVPN: TotalAVセキュリティパッケージに含まれるセキュリティ重視のVPN。基本的なプライバシー機能と使いやすさを備え、手頃な価格で提供。
- IvacyVPN: 6,000以上のサーバーで世界中のコンテンツにアクセス可能。ストリーミングに強く、初心者にも優しいVPN。
- IPVanish: 無制限接続、高速ダウンロード、カスタマイズ性の高いサービス、優れた顧客サポート、低価格なプランが特徴。ストリーミングサービスのブロック解除やトレントにも対応。
- PrivadoVPN: 手頃な価格で高速接続、初心者にも優しいVPN。キルスイッチやペアレンタルコントロールなど基本機能も充実。無料プランも魅力。
- PrivateVPN: 高速接続と強力な暗号化で、安全かつ匿名のオンライン体験を提供。トレント、ストリーミングにも最適で、世界63カ国以上のサーバーから選択可能。
早速ですが、以下より韓国で使えるおすすめVPNを個別に紹介していきます。
NordVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 111カ国以上に6,300台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額500円から |
メリット
- 高度なセキュリティとプライバシー保護
- 高速かつ安定した接続
- Netflixなどのストリーミングサービスへの対応
- 最大6台のデバイスを同時接続可能
- 30日間の返金保証
デメリット
- 無料プランがない
SurfsharkVPN
最大同時接続数 | 無制限 |
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設置国数とサーバー数 | 100カ国以上に3,200台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額338円から(為替レートにより変動) |
メリット
- 無制限の同時接続が可能
- 広告やトラッカーをブロック
- プライバシー保護とセキュリティに重点
- 30日間の返金保証
デメリット
- iOSアプリにはいくつかの機能が欠けている可能性があり
- 日本語サポートが限定的
ExpressVPN
最大同時接続数 | 8台 |
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設置国数とサーバー数 | 105カ国以上に3,000台以上 |
無料プラン | iOSモバイルデバイスのみあり |
価格 | 月額8.33ドルから |
メリット
- 強力なセキュリティとプライバシー保護
- 充実した機能
- 24時間365日のライブチャットサポート
- 30日間の返金保証
デメリット
- 無料トライアルはモバイルデバイスのみ
- 他社と比較して料金はやや高め
PureVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 65カ国以上に6,000台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.14ドルから |
メリット
- 高速かつ安定した接続
- 高度なセキュリティとプライバシー保護
- 幅広いデバイスに対応
- 31日間の返金保証
デメリット
- 無料プランがない
- 一部のストリーミングサービスへのアクセスが不安定な場合がある
CyberGhost
最大同時接続数 | 7台 |
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設置国数とサーバー数 | 100カ国以上に11,800台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額290円から |
メリット
- 圧倒的なサーバーネットワーク
- 専用サーバーやオプション機能が充実
- 24時間365日のライブチャットサポート
- 45日間の返金保証
デメリット
- 45日間の返金保証は長期プランのみ
- 一部のサーバーでは速度が低下する場合がある
TotalVPN
最大同時接続数 | 5台 |
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設置国数とサーバー数 | 30カ国以上に50台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.41ドル |
メリット
- 手頃な価格
- 主要ストリーミングプラットフォームのブロック解除
- 24時間365日の電話サポートが利用可能
- 30日間の返金保証
デメリット
- 無料プランがない
- サーバー数や設置国数が少ない
IvacyVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 65カ国に6,000以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.14ドルから |
メリット
- コストパフォーマンスに優れている
- 10台の同時接続が可能
- 専用IPアドレスなどのオプション機能
- 31日間の返金保証
デメリット
- MacとiOSにはキルスイッチがない
- サーバー数は多いが接続速度が安定しない場合がある
IPVanish
最大同時接続数 | 無制限 |
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設置国数とサーバー数 | 75カ国以上に2,400台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2.19ドルから |
メリット
- 同時接続台数無制限
- 高速かつ安定した接続
- 強力なセキュリティ機能
- 30日間の返金保証
デメリット
- 日本語サポートが限定的
- Netflixなど一部のストリーミングサービスへのアクセスが制限される場合がある
PrivadoVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 49カ国に300台以上 |
無料プラン | あり |
価格 | 月額1.99ドルから |
メリット
- 無料プランがある
- 有料プランもリーズナブル
- ストリーミングサービスへのアクセスをサポート
- 30日間の返金保証
デメリット
- 無料プランではデータ通信量とサーバーロケーションが制限される
- サーバー数が他の大手VPNと比べると少ない
PrivateVPN
最大同時接続数 | 10台 |
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設置国数とサーバー数 | 63カ国に230台以上 |
無料プラン | なし |
価格 | 月額2ドルから |
メリット
- 最大10台の同時接続が可能
- 動画配信サービスのブロック解除能力
- 最適化されたストリーミングとトレントの速度
- 30日間の返金保証
デメリット
- サーバー数と設置国数が少ない
- 接続速度がやや遅い場合がある
なぜ韓国でVPNが必要なのか?
VPNとは、インターネットなどの公共ネットワーク上に、暗号化された仮想的な専用回線を構築する技術のことです。
VPNを構築することで、あたかもプライベートネットワーク内で通信しているかのように、安全にデータの送受信を行うことができます。
そして韓国でVPNが必要となる理由は、大きく分けて以下の3つの側面から説明できます。
ジオブロッキング(地理的制限)の回避
韓国では、政府の規制や著作権保護の観点から、一部のウェブサイトやサービスへのアクセスが制限されている場合があります。
- 日本の動画配信サービス: Netflix、Hulu、U-NEXT、Amazon Prime Videoなどの日本の動画配信サービスは、韓国からのアクセスがブロックされていることが一般的です。VPNを使えば、日本のサーバーに接続することでこれらのサービスを韓国でも楽しむことができます。
- 特定のオンラインゲーム: 一部のオンラインゲームは地域ごとにサーバーが分けられており、韓国からはアクセスできない場合があります。VPNを使えば、他の地域のサーバーに接続し、これらのゲームをプレイできます。
- その他ウェブサイト: 韓国のインターネット検閲により、政治的な内容を含むウェブサイトや、政府が不適切と判断したウェブサイトへのアクセスが制限されている場合があります。VPNを使えばこれらの制限を回避し、自由に情報にアクセスできます。また、韓国のYouTubeをVPN経由で見ることも可能です。
セキュリティの強化
韓国に限らず、公共のWi-Fiなどセキュリティが確保されていないネットワークに接続する際は、個人情報や通信内容が漏洩するリスクがあります。
- 通信の暗号化: VPNを使用すると通信内容が暗号化されるため、第三者に盗聴されるリスクを大幅に減らすことができます。特にクレジットカード情報やログイン情報など、重要な情報をやり取りする際には、VPNの使用が強く推奨されます。
- ハッキング対策: VPNはIPアドレスを隠蔽するため、ハッカーからの攻撃対象になりにくくなります。特に、個人情報を狙った標的型攻撃のリスクを軽減できます。
プライバシーの保護
韓国では、インターネットサービスプロバイダ(ISP)や政府機関が、ユーザーのインターネット利用履歴を監視している可能性があります。
- 匿名性の確保: VPNを使用すると、実際のIPアドレスが隠蔽され、代わりにVPNサーバーのIPアドレスが表示されます。これにより、インターネット上での活動の匿名性を高め、プライバシーを守ることができます。
- 行動追跡の防止: 広告業者やウェブサイト運営者は、ユーザーのIPアドレスやCookie情報などを利用して、行動を追跡し、ターゲティング広告などを表示することがあります。VPNを使用することで、これらの追跡を困難にし、プライバシーを守ることができます。
韓国で安心して利用できるVPNを選ぶポイント
韓国で危険を避けて安全にVPNを利用するためには、いくつかの重要な要素を考慮してVPNサービスを選ぶ必要があります。以下に、そのポイントを詳しく解説します。
強固なセキュリティ
VPNの主な目的は、オンライン上のプライバシーとセキュリティを保護することです。したがって、VPNを選ぶ際には、以下のセキュリティ機能が搭載されているかを確認することが重要です。
- 強力な暗号化: 軍事レベルのAES-256ビット暗号化が業界標準です。これにより、あなたのインターネットトラフィックが盗聴されるのを防ぎます。
- キルスイッチ: VPN接続が突然切断された場合に、インターネット接続を自動的に遮断する機能です。これにより、あなたの本当のIPアドレスが漏洩するのを防ぎます。
- DNSリーク保護: DNSリクエストがVPNトンネルの外に漏れるのを防ぎます。これにより、あなたのオンライン活動が追跡されるのを防ぎます。
- ノーログポリシー: VPNサービスがあなたのオンライン活動を記録しないことを保証するポリシーです。これにより、あなたのプライバシーが保護されます。
高速な接続速度
VPNを使用すると、通信が暗号化されるため、どうしても速度が低下する傾向があります。快適なインターネット体験を維持するためには、高速な接続速度を提供するVPNを選びましょう。特に、動画ストリーミングやオンラインゲームを楽しむ場合は、速度が重要になります。
VPNサービスのウェブサイトやレビューサイトで、速度テストの結果を確認し、高速な接続を提供しているVPNを選びましょう。
複数のデバイスに対応
スマートフォン、タブレット、パソコンなど、複数のデバイスでVPNを使用したい場合は、複数のデバイスに対応したVPNを選びましょう。多くのVPNは、1つのアカウントで複数のデバイスを同時に接続できます。
VPNサービスのウェブサイトで、対応デバイスを確認し、自分が使用するすべてのデバイスに対応しているVPNを選びましょう。
わかりやすいインターフェースと日本語サポート
VPNの操作に慣れていない場合は、わかりやすいインターフェースと日本語サポートを提供しているVPNを選びましょう。これにより、VPNの設定やトラブルシューティングをスムーズに行えます。
VPNサービスのウェブサイトやアプリのデザインを確認し、直感的に操作できるか、日本語でのサポートが充実しているかを確認しましょう。
信頼できるサービス
VPNサービスの信頼性も重要な要素です。実績があり、ユーザーからの評判が良いサービスを選びましょう。VPNサービスのウェブサイトやレビューサイトで、セキュリティ対策、プライバシーポリシー、ユーザーレビューなどを確認し、信頼できるサービスを選びましょう。
まとめ
韓国でVPNを利用することで、公共Wi-Fiのセキュリティ強化、地理的な制限の回避、ネット検閲の回避など、様々なメリットがあります。VPNを選ぶ際には、韓国にサーバーがあるか、通信速度が速いか、セキュリティ機能が充実しているか、ログを残さないポリシーがあるか、使いやすいかなどを考慮しましょう。VPNの使い方や繋ぎ方は簡単なので、安心して下さい。
今回ご紹介したおすすめのVPNサービスは、いずれも韓国での利用に適しています。ぜひ、自分に合ったVPNサービスを選び、安全かつ快適なインターネット体験をお楽しみください。